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女性に多い咳ぜんそく にはどのように対処したらよいのでしょうか。夜になると咳(せき)が出て、なかなか寝付けない……。風邪が治ったはずなのに、咳はいっこうに止まらない……。
そんな症状が長く続いたら、それは最近増えている「咳ぜんそく」かもしれません。単なる咳だからと、放っておくと本格的なぜんそくに進み、重症化する恐れもあります。
近年増加傾向のアレルギー症状や逆流性食道炎などとも深い関係があるほか、特に女性に多いという咳ぜんそく。予防と悪化させないためのポイントをみておきましょう。
長く続く咳
咳ぜんそくは、しばしば1か月から2か月以上も咳が続く気管支の病気です。一般的なぜんそくと同様、気道が狭くなり、いろいろな刺激に対して過敏になって、炎症や咳の発作が起こります。
咳ぜんそくでは、ぜんそくのように呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーという喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる音が出たり、呼吸困難になったりるすことはありませんが、深夜にせき込んで目が覚めるなど、ぜんそくと似た症状もあります。
風邪にともなって発症するケースが多く、風邪をひいたあとに2~3週間以上咳が続くことがあれば、咳ぜんそくを疑ったほうがよいでしょう。
咳ぜんそくは、特にアレルギーのある人に多い傾向があります。
花粉症や寝具などのダニ、ハウスダストなどへのアレルギー反応によって、気道が炎症を起こしてしまうためです。室内と外との温度差や受動喫煙、運動、飲酒、ストレスなども発作の要因になります。
また、胸焼けや酸っぱいものがこみ上げてくる呑酸(どんさん)を招く「逆流性食道炎」の人で、昼間、特に食後に咳が出やすくなる場合は、咳ぜんそくを併発している可能性があります。
その場合は逆流性食道炎の治療も同時に行う必要があります。
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