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三角骨によるかかとの痛み をご存知ですか。
水泳の世界選手権で競泳男子400メートル個人メドレーを2連覇した瀬戸大也選手が、9月に両かかとの手術を行うことになりました。瀬戸選手は7月から左かかとの痛みを訴えていました。検査の結果、「三角骨」が原因であることがわかりました。瀬戸選手は右かかとにも三角骨が見つかり、左右のかかとの手術を選択しました。瀬戸選手は16年リオデジャネイロ五輪代表に選ばれています。早めに不安材料を取り除くための、積極的な手術という印象を受けます。三角骨とは聞きなれない言葉ですが、実は多くの人が持っている骨です。
足首の後ろ側にある三角骨
人間の骨のなかには無くてもよいものがあります。三角骨は無くてもよい骨、過剰骨です。約10人に1人が三角骨を先天的にもっているといわれています。三角骨は、足首の後ろ側にある骨の突起、または骨片です。踵骨の上に位置する距骨という部位に突起ができた様子が、ひよこのくちばしの様だということで、「ひよこ骨」と呼ばれることもあります。
三角骨があると、足の骨の間に挟まるなどし、周囲に炎症が起きやすくなります。足首を酷使するオーバーユースや、足首の捻挫をきっかけに三角骨障害の症状が出ることもあります。
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