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脳出血の症状 にはどのようなものがあるのでしょうか?
9月25日、都内ホテルで亡くなった阪神・中村勝広GMは、当初、急性心不全と伝えられていましたが、検死の結果「脳出血」が原因だったことが分かりました。
原因のはっきりしない死亡のうち、その多くは心疾患、次いで脳疾患といわれています。そのため、救急現場ではまず心疾患と脳疾患の可能性を考えて、「血圧が低下していれば心疾患」「血圧がしっかりしていれば脳疾患」というように迅速に判断します。中村GMのケースでは死亡時刻から時間が経っており判断も難しかったのでしょう。正確な原因は検死結果を待つ必要がありました。ここでは、あらためて中村GMの死亡原因であることが判明した「脳出血」について見てみましょう。
脳出血の症状 :「脳出血」は、「脳卒中」の内のひとつ
「脳卒中」は脳の血管の異常によって突然死の原因にもなる疾患です。脳卒中には、脳の血管がつまる「脳梗塞」と、脳の血管が破れる「脳出血」「くも膜下出血」があります。
※くも膜下出血やくも膜下出血の再発についてはくも膜下出血の再発 を防ぐにはどうすればいい? をご覧ください。
くも膜下出血では、脳の表面の血管にできた脳動脈瘤という血液の溜まった瘤が破裂します。これに対して脳出血では、脳の中の細かな血管が破れて出血します。脳卒中が疑われる場合、それが出血によるものなのか、血管の詰まり(梗塞)によるものなのかを、頭部CTまたはMRIを用いて迅速に診断します。
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