(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:南部 洋子(助産師)
監修:岡本 良平(産婦人科医、東京医科歯科大学名誉教授)
想像妊娠とは、妊娠していないにも関わらず、妊娠を切望し、妊娠を過度に意識する女性に起こる心身障害です。
無月経となり、つわりを起こしたり乳房や腹部がある程度大きくなったり、胎動の自覚があるなど妊娠とよく似た症状がでる場合もあります。
実際には妊娠をしていないにも関わらず、なぜこのような状態になるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
どうして「想像妊娠」が起こる?
想像妊娠の原因は、妊娠に対する大きな不安や恐怖、強い願望がストレスとなり、脳が「妊娠している」と誤認して、卵胞ホルモンを多く分泌するために起こると考えられています。
しかし今の医学では詳細なメカニズムはわかっていません。
一方で、想像妊娠を起こしやすい人には、共通する傾向がみられます。
・神経質である
・過去に流産の経験がある
・絶対妊娠したくないと思っている
・強く妊娠したい願望がある
・妊娠に焦りを感じている
上記のように想像妊娠を起こす人は、すべて妊娠と関係したストレスを抱えているのです。
スポンサーリンク