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子どもと大人のりんご病にはどんな違いがあるのでしょうか?
大人の場合、多くは子どもからの感染によりますが、症状が若干異なり、重い症状がでます。たとえば、子どものように頬が赤くならなかったり、関節痛がでるなどで長引いたり辛い思いをしたりします。また、診断が遅れて感染源になってしまう場合もあり、注意する必要があります。
大人のりんご病:症状だけだと判明しにくい
リンゴのような頬になるので「りんご病」という名がつけられていますが、大人の場合、
初期には発熱します。38℃くらいの熱が3日ほど出る場合があります。めまいや吐き気、倦怠感が出ることもあります。
子どものようにめだって頬が赤くなることは少なく、当初は「風邪かな?」と思ってしまうこともよくあります。しかしその後、多くは太ももや腕などに小さな発疹が出てきます。発疹にはかゆみが伴います。かゆみは1ヶ月位続くこともあり、不眠を訴える場合もあります。また、膝や腰、手の指などの関節の痛みもでてきます。
大人のほうが子どもよりも症状が重くなる傾向があります。生活に支障のでるくらい辛いと感じる場合もあります。それでも大体1週間くらいで自然に治っていきますが、一度治った症状がまたぶり返すこともあり、長くなると3~4週間、症状が続くこともあります。
特に強い症状として、腰痛を感じることが多いようです。
こうした症状をみると診断がつけにくく、膠原病だと間違えられる可能性もあります。
症状のポイント
初期には発熱し、嘔気、めまいなどが伴うこともある
発症すると症状が長く約1ヶ月続くことがある
関節痛や腰痛があり、酷いときは2~3日歩行困難になることがある
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