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執筆・監修:株式会社 とらうべ
正常な生理 とは何でしょう?
女性であれば誰でもお付き合いする生理ですが、正常や異常の基準はあるのでしょうか?
ここでは、正常な生理とは何か、についてみていきます。
正常な生理 :生理の量って?
生理は女性であれば誰にでも起こると考えられますが、もっともよくある異常な生理の1つに、「月経過多」というものがあります。
これは生理での出血量が、正常よりも多い状態です。生理での出血量を他の人と比べることはありませんので中々難しいかもしれませんが、成人女性であればおおよそ20~140g、平均50〜60gであるといわれています。
つまり、1回の生理期間中に牛乳瓶1本くらいを超えるようであれば、生理の量は多いと考えられます。
また、月経過多の状態が長く続いていると、貧血になっていることがあります。女性は元々男性よりも貧血になりやすい傾向がありますが、疲れやすい・身体がだるい、階段などですぐに息切れする、立ちくらみをよく起こす、こういった場合は貧血を疑ってみましょう。
ところで生理の時は一般的に、生理2日目頃の出血が最も多く、徐々に少なくなって5日程度で終わることが多いといわれます。
生理が始まると子宮の中は不要となった子宮内膜や出血で一杯になっています。子宮自体は妊娠していなければそれほど大きな臓器ではありませんが、子宮からの出口である子宮口は、出産の時をのぞくと非常に小さい穴しか開いていません。
ここから徐々に絞り出すように月経血が流れ出すため、生理が始まって2日目くらいがもっともたくさん出血するのです。ある程度の月経血が流れ出ると一度に流れる月経血の量も少なくなってくるので、徐々に外に出て来る月経血の量が減り、全部出し切ってしまうまでに5日程を要すると考えられています。
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