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執筆:青井 梨花(助産師・看護師・タッチケアトレーナー)
「耳掃除は気持ちが良い!」と感じる人は多いでしょう。
仕事や勉強、家事や育児が忙しいと「最近、耳掃除してなかったな」といったこともあるかもしれませんね。
耳あかがたまることで、身体への害はあるのでしょうか? 今回は医学的側面から、お伝えしようと思います。
耳あかはなぜたまるのか?
「耳あか」とは、耳の穴から鼓膜までの「外耳道」のうち、とくに耳の穴から近い3分の2の部分の皮膚の表皮がはがれ落ちたものに、外耳道にある耳垢線(じこうせん)や皮脂腺からでる分泌物、さらに外からの塵(ちり)やほこりなどが混ざり合ったものをいいます。
耳あかの種類には、カサカサした「乾性耳垢(かんせいじこう)」と、ベタベタした「湿性耳垢(しつせいじこう)」の2種類があります。
日本人を含む東洋人(黄色人種)の約6~7割がカサカサした乾性耳垢であるといわれています。反対に、欧米では約9割もの人が湿性耳垢であるといわれています。
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