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執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士)
11月14日は「世界糖尿病デー」です。
世界で患者数が増加傾向にある糖尿病をもっと知ってもらうための日であり、この日は日本国内でも東京都庁や大阪城をはじめ、全国の有名なライティングスポットがブルーに染まります。
「名前は知っている」「良くない病気なのはわかる」という人は多いでしょう。しかし具体的にどういう病気なのか、身体へどのような影響があるのかなど、よくわからない方も多いかと思います。
そこで今回は「糖尿病」という病気について、詳しく解説していこうと思います。
「糖尿病=太っている人の病気」ではない
まず糖尿病と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「健康を気にせず、毎日暴飲暴食している人がなる病気」と思っている方もいらっしゃることでしょう。
糖尿病は「体内で糖分を上手にコントロールできなくなる」病気です。
糖分をコントロールするためには、膵臓から分泌されている「インスリン」というホルモンが必要不可欠。しかしこのインスリンが突然枯渇し全くでなくなってしまう、または徐々にインスリンを出す力が弱くなってしまったというときに、糖尿病を発症します。
よって、「暴飲暴食をすると糖尿病になる」のではなく、「インスリンを出す力が弱くなった、もしくは完全になくなってしまうと糖尿病になる」というのが、正しい説明です。
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