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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
おりものの変化や不正出血・・・女性にとってはデリケートな悩みですよね。
「そのうち、おさまるだろう」最初のうちはそう思っていても、症状が続くと不安になるものです。
おりものの異常を引きおこす病気のひとつに、「膣炎」が挙げられることをご存知でしょうか?
今回は、膣炎やその症状についてご説明します。
膣炎とは
膣炎とは、その名の通り、膣に炎症が起きた状態のことを指します。
膣の内部には、もともといろいろな種類の菌(常在菌)がいます。通常、膣内の環境では、常在菌が増殖しないように、「デーデルライン桿菌(かんきん)」などの菌が働き、侵入してきた菌から膣を守っています。
これを「自浄作用」といいます。
ところが、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下、そのほかの理由によって、自浄作用の働きが弱まると、膣内の菌が繁殖し、炎症を起こすことがあります。
これが膣炎です。
膣炎は、原因となる菌によって、いくつかの種類に分けられています。詳しくみていきましょう。
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