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執筆:青井 梨花(助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
年齢が出やすい「首のシワ」、できることなら増やしたくないものですね。
毎日習慣化しているあのコトが影響しているかもしれません。
今回は、首のシワはなぜできるのか、原因からすぐできる対策までをお伝えします。
首のシワってなぜできるの?
首のシワは、歳をかさねることによって起こるさまざまな原因が重複してできます。
誰でも、加齢にともなって目元から口周り、そして首へと、いわゆる「たるみジワ」が拡大していき、目立つようになっていきます。
この原因として、顔の筋肉がゆるみ、落ちてたるんでくることはもちろん、皮膚にハリをもたらしているコラーゲンの減少も挙げられます。
皮膚内部の真皮部分に網目のようにはりめぐるコラーゲンを代表とする皮膚を支える組織は、水分を抱え込んで保つはたらきを持つ弾力線維で、ベッドマットのスプリングのような役割をしています。
古くなったコラーゲンなどは、「線維芽細胞」によって分解され、新しいものに作りかえられます。
線維芽細胞の機能は、一般的に20歳を過ぎたころから徐々に低下し、コラーゲンも30~40代になると急激に減少するといわれます。
このように、歳をかさねていくと、コラーゲンなどの合成も減少して皮膚のハリがなくなっていき、シワが深くなっていくのです。
コラーゲンの減少は、紫外線が原因になることもあります。
「光老化」ともいわれる紫外線の影響により、コラーゲンなどが変性することで弾力が損なわれ、シワができやすくなってしまいます。
またコラーゲンは、水分を保持する機能があることから、減少することで、肌内部の水分も減り、乾燥もすすみやすくなります。すると、シワもできやすくなります。
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