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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
天候不順から、この冬はとくに白菜・キャベツ・レタスといった葉物野菜の値段が高騰しました。
どれも使い勝手のよい野菜ですから、頭を悩ませた方は多いのではないでしょうか。
この高値、春野菜が出回る頃には落ち着く…と見込まれているようです。
しかし、今後またいつ同じ状況になるかもしれません。
そこで今回は、野菜不足を補うために乾物の活用をご提案します。
おもな乾物(かんぶつ)の種類
「乾物」とは、天日や電熱などで食品の水分を除去し乾燥加工して、長期保存を可能にした食品です。
食べるときは、通常水やお湯に浸して「戻す」という下処理をします。
乾物にはおもに次のような種類があります。
海藻系
海苔や青のり、昆布やわかめ、ヒジキ、寒天などが主役級です。
野菜・キノコ系
切り干し大根やかんぴょう、干し芋、にんにくチップ、ゴマ、唐辛子、ドライトマト、豆、メンマなどの野菜系。
干しシイタケ、キクラゲ、干しシメジなどのキノコ系。
果物系(ドライフルーツ)
アンズ、イチジク、クランベリー、クルミ、バナナ、プルーン、干し柿、レーズン、落花生など多彩に揃っています。
水産系
ふかひれ、干しアワビ、干しナマコ、干し貝柱、干しエビ、鰹節、煮干し、ちりめんじゃこ、スルメなど、こちらも豊富なラインアップです。
その他
乾麺、ビーフン、お茶、高野豆腐、ジャーキー、乾パン、お麩(ふ)、ふりかけ、春雨、ビーフンなど
なんとなく古いイメージのある「乾物」ですが、こうして挙げてみると、実にバラエティに富んだ食材であることに気づかされませんか。
乾物の情報発信と普及を進めている「一般社団法人DRYandPEACE」(※)によると、乾物について次のようなメリットが挙げられています。
深くておいしい:和食だけでなくさまざまな料理に使える(応用性が高い)
常温保存ができる:冷蔵庫がなくても長期保存ができる
乾燥して軽い:軽いので買い物も輸送も楽
無駄なし、ゴミなし:皮をむいたり切ったりする下処理は施してあるため台所でゴミが出ない
地域を活性化させるかも!:捨てられた食材を乾燥によって活かすことが可能。新しい価値が創造される
※一般社団法人DRYandPEACE (https://www.dryandpeace.com/)
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