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執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
「脂肪を燃焼させる」といった類のキャッチフレーズをよく見かけませんか?
美容と健康に敏感な方はグッと惹きつけられるかもしれません。
しかし、全般脂肪は悪いもの…という風潮が強いようにも感じます。
ただやみくもに脂肪を取り除けば良い、というわけではありません。
脂肪は体にとって必要なものであり、さらには、活性化すると痩せ体質になる…という脂肪細胞の存在が今注目を集めています。
次から詳しく見ていきましょう。
体脂肪の役割
健康診断などで気になる「体脂肪率」。
脂肪はさまざまな形でわたしたちの体に存在しますが、「体脂肪」と言うと、お尻や太ももなど皮膚の下にたまる「皮下脂肪」と肝臓などの内臓まわりにたまる「内臓脂肪」を意味します。
「体脂肪率」は体重に占める体脂肪の割合を示しています。
体脂肪はエネルギーの源として、体を維持するために欠かせないものでもあり、細胞などの構成や体温の保持、クッションとして身を守る役割も担っています。
ですから、過度なダイエットなどによって痩せて体脂肪が減りすぎると、体にさまざまな不具合が生じてしまいます。
しかし、そうは言っても減らしたいと願う人が多い体脂肪。
ところが、脂肪にも種類があり、活性化すれば痩せることにつながる…というタイプの存在が分かってきたのです。
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