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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
皆さん「カリフラワー」にどんなイメージをお持ちですか?
食卓にあがる頻度は少なく、ブロッコリーよりメジャーではない…といった印象の野菜ではないでしょうか。
しかし近年、糖質制限の流行もあいまって、ヘルシー食材として改めて注目を集めています。
そこで今回は、カリフラワーの栄養素や特徴、調理の際の扱い方などをご紹介しますので、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
カリフラワーの意外な歴史
カリフラワーの可食部は「蕾」です。
葉は食用にされることはほとんどありませんが、食べてみると青汁の原材料として知られる「ケール」に似た苦みが感じられます
実は、カリフラワーのルーツはケールの野生種だといわれています。
キャベツや白菜、ブロッコリーも同様で、これらは全てアブラナ科に属します。
なかでもカリフラワーとブロッコリーは見た目が良く似ています。
それというのも、カリフラワーはブロッコリーの突然変異と考えられていて、カリフラワーのほうが後輩なのです。
ルーツが一緒ですから、含まれる栄養素もまた似ています。
しかし、ブロッコリーは「緑黄色野菜」でカリフラワーは「淡色野菜」に分類され、それぞれ特徴もあります。
緑黄色野菜のブロッコリーは「栄養価が高い」と一躍有名になりましたが、カリフラワーも負けず劣らず栄養価が高い優秀な野菜です。
味にクセがなく白色で料理にもなじみやすいため、最近ではカリフラワーをご飯の代用として利用し、糖質を減らすダイエット法も注目されています。
白いカリフラワーが一般的ですが、他にもさまざまな色や形をした種類が出回っています。
ロマネスコ
「ロマネスコ」はイタリア語で、イタリアではよく知られる野菜です。
蕾部分が黄緑色で味はブロッコリーに近いですが、カリフラワーの一種です。
幾何学的で独特な見た目に特徴があり、サラダなどに利用されます。
オレンジカリフラワー、紫カリフラワー
見た目はカリフラワーとよく似ていて、色味がそれぞれオレンジ色や紫色をしています。
カリフローレ
新しい品種で、茎が長く白い花束のようなカリフラワーです。
甘味があり生でもおいしく食べられます。
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