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40代から起こる身体の変化 :妊娠・出産
女性の晩婚化が進み、妊娠・出産年齢も高くなっています。これにより初産年齢が高くなり、妊娠しにくい人が増えたこと、その一方で不妊治療の技術が進歩したことなどにより、ここ数年、不妊治療を受ける人の数は増加傾向にあります。
卵巣や卵子は確実に加齢の影響がでており、40歳を過ぎると自然妊娠をする人の数がぐんと減ってきます。
また、年齢を重ねてくると徐々に卵巣や卵子に加齢による影響がでてきます。その結果として、22歳をピークとして妊娠率は徐々に低下していきます。
加えて、血圧が高くなったり、血糖が高くなったりする ことが多くなるため、妊娠しても継続することが難しくなるケース、出産のリスクが高くなるケースもあります。
40代からの身体の変化 ・心の変化
女性の健康は女性ホルモンに支えられている面も多いため、排卵や生理(月経)がなくなるとともに、発症しやすくなる病気もあります。
閉経の前後およそ10年間を「更年期」とよびます。閉経・更年期については別のページでも詳しく解説していますが、多くの女性にとって、この頃は思春期と同様、身体や心に大きな変化があります。
また、閉経および更年期以降は、いろいろな病気が発生する可能性が高い時期でもあります。子宮や卵巣の病気だけではなく、他の部分の病気、全身的な病気になりやすい状態になるのです。
これらのことについて、次回から6回に渡って、さらに詳しくみていきたいと思います。
<執筆・監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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