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ホントに、一晩で真っ白になるの!?
では、白髪にまつわるウワサの真相を見ていきましょう。
・強い恐怖やストレスがあると、一晩で真っ白になる
フランス王妃のマリー・アントワネットが死刑宣告をうけた後、一夜のうちに白髪になったというのは、よく知られた逸話。中国や日本でも、同じような歴史上のエピソードが伝えられています。
しかし、これらのウワサ、残念ながら、ウソ。
なぜなら、すでに生えている髪の色素が一気に破壊されて消えてしまうことは、科学的にありえないからです。
髪のメラニン色素は、日焼けではがれ落ちる皮膚の色素とちがって、分解したり、体外に追い出すメカニズムを持っていません。
ただ、ストレスや心労によってメラノサイトの機能が低下し、白髪になりやすくなるのは事実。
髪を気にする時間もないほど忙しい生活を続け、ふと気づいたときには一気に白髪が増えていた。そんな印象を持つことは十分に考えられます。
白髪を抜くと増える?
このウワサは、本当です。理由は主に2つ。
・理由その1 周りの毛にダメージを与えてしまう
実は髪の毛は、ひとつの毛穴から3本くらいが共に生えています。そのうちの1本が白髪だった場合、これを抜くと毛の根本部分にある「毛球」がダメージを受けます。同じ毛球から生えている周りの毛にも悪影響を与えて、白髪になりやすくします。
・理由その2 目立つ白髪が生えやすくなる
白髪を抜くと、毛穴が傷つき、変形してしまうことがあります。曲がった毛穴から生えやすくなるのが、チリチリ、うねうねした波状の白髪。曲がりくねった白髪は普通の白髪より目立ってしまうため、全体的に余計に増えたように感じられます。
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