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「 ふん便移植 」という言葉を耳にしたことはありますか?
自分のウンチはそれなりに見たり、臭いを嗅いだりすることは避けられませんが、他人のウンチなんて、できるだけ遠ざけていたいと思うのが人情でしょう。
ところが、その他人のウンチを自分の体内に入れて健康になる! というウソのような最新医療が現代に登場しており、しかも劇的な効果を上げて、注目されているのです。
他人のふん便で腸内環境を改善する「 ふん便移植 」とは?
人間の体にはおよそ1,000兆個もの細菌が住みついていますが、なかでも最も多いのが大腸。大腸にいる細菌は500~1,000種、500~1,000兆個ともいわれています。
しかし、繊維質が少なく脂肪分の多い食事や運動不足、抗菌薬の多用、ストレスなどの影響で腸内細菌のバランスが崩れると、炎症性の腸の病気からアレルギー、肥満、メタボリック症候群、糖尿病、さらには精神疾患まで、さまざまな病気につながることが分かっています。
では、健康な人の腸内細菌を患者の腸に移植すれば、改善効果があるのではないか? そんなシンプルな発想から生まれたのが、「 ふん便移植 」や「ふん便微生物移植」と呼ばれる、他人のふん便を患者に移植する医療です。
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