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パーキンソン病の症状 とはどのようなものなのでしょうか。「ヴァンパイアカフェ」や「ベルサイユの豚」などを手掛けるダイヤモンドダイニングの創業者・松村厚久氏が若年性パーキンソン病であることを公にしました。
パーキンソン病の症状 :筋肉がこわばり、転倒しやすくなる
松村氏の場合、今から10年ほど前に肩の痛みを自覚し、最初は「疲労による肩こり」くらいに考えていたといいます。パーキンソン病は筋肉に異常が生じ、次第に進行するのが特徴です。
最初はじっと座っているときに、膝に置いた手がふるえる程度の症状が出ます。やがて、筋肉がこわばり、手や足が固く縮んだように動きにくくなり、日常動作をスムースに行うことが困難になる「筋固縮」、さらには、歩幅が小さくなり、歩き始めの1歩目を出しにくくなる「無動」といわれる症状が現れます。進行すると「姿勢障害」が生じ、バランスを崩すとスムースに姿勢を立て直すことができず、転倒しやすくなります。
原因についてははっきり分かっていませんが、ドーパミンの減少が影響していると考えられており、治療ではドーパミンを補充する抗パーキンソン病薬の内服治療が基本となります。発症後10年程度は普通の生活が可能で、生命予後は良いとされています。一般的には40代、50代以降に発症することの多い病気ですが、松村氏は30代で若年性パーキンソン病と診断されています。
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