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パーキンソン病の症状 :「ホーン&ヤール重症度」と「生活機能障害度」
パーキンソン病は主に運動機能に障害が現れます。ここでは、進行の度合いを判断するのに用いられる「ホーン&ヤール重症度」と「生活機能障害度」を見ておきましょう
・ホーン&ヤール重症度
1度:症状は片方の手足のみ。
2度:症状は両方の手足に。歩行障害はなし。
3度:姿勢反射障害や歩行障害が加わる。
4度:起立、歩行は可能だが、非常に不安定。介護が必要。
5度:車いすか、ほとんど寝たきり。
・生活機能障害度
1度:日常生活、通院にほとんど介助を要さない。
2度:日常生活、通院に介助を要する。
3度:日常生活に全面的な介助を要し、歩行・起立が不能。
松村氏は、パーキンソン病においては判断力に影響を与える脳への障害はないことを強調しています。また、「病気になる前にも増して、感性や判断の切れ味が増している」とも感じているそうです。実際、ホーン&ヤール重症度においても、生活機能障害度においても問題にしているのは身体的な能力のみです。高度な判断力の発揮は可能です。
パーキンソン病の症状 :難病医療費助成制度について
パーキンソン病は指定難病に含まれているため、難病医療費助成制度が適用されます。パーキンソン病治療でかかる医療費の自己負担分(一部または全額)が公費によって助成されます。なお、同制度の申請には、先に見たホーン&ヤール重症度3度以上で、生活機能障害度2度以上であることが条件となっています。
パーキンソン病と診断されてもなお、精力的に経営手腕を発揮する松村氏の姿は、難病と戦う人たちに勇気を与えるものです。自分に残された感性や判断を最大限に発揮する、松村氏の今後の活躍に注目しましょう。
<参考>
僕は絶対に「パーキンソン病」に負けません
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151012-00087807-toyo-soci
監修:坂本 忍(医学博士)
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