(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
耳掃除の必要性と正しい方法 :掻きすぎて炎症を起こした場合
耳の内側の皮膚はとても薄くて傷つきやすいので、こすり過ぎると皮膚が赤くなって炎症を起こしたり、出血をしたり、化膿して膿が出ることもあります。これが外耳道炎です。外耳道炎は、自然に治ることもありますが、傷が乾いてかゆみが出るとまたいじってしまい同じ症状がでる、という悪循環を繰り返す人も多くいます。
数日経っても痛みやかゆみがおさまらないときは、耳鼻科受診をして、化膿止めの飲み薬や軟膏をもらったほうがいいでしょう。
傷が悪化すると、細菌が入って徐々に痛みが激しくなり、我慢できないほどの頭痛がすることもあります。また耳周辺のリンパ腺が腫れてしまい、耳から顎にかけて痛みが走ることもあります。
日ごろの注意点として忘れがちなのは、汗をかいた後やイヤホンなどで耳を密封し続けた場合です。湿気で耳の中にカビが生えることもあります。長時間の使用はひかえましょう。
<執筆>
南部洋子
看護師・タッチケア公認講師 株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修>
坂本 忍
医学博士・公認スポーツドクター(日本オリンピック委員会強化スタッフ)
スポンサーリンク