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感情の不安定も問題に
低血糖の状態になると、上記のように空腹感やめまい、ふらつき、冷や汗といった症状を感じるほか、「ボーッとする」「やる気がでない」「イライラする」「感情のコントロールができない」といった、うつ病に似た症状が起こる場合もあります。
そう、「お腹がすいてイライラする」というのは、まさに低血糖の症状ですね。これは、低血糖になると「攻撃ホルモン」といわれるアドレナリンが大量に分泌されることが原因。このように、低血糖は人間の精神の健康にまで影響する症状なのです。
また、最近ではお菓子やジュースの摂りすぎによる子どもの低血糖症も問題となっており、低血糖が集中力の低下や落ち着きのなさ、キレやすさの原因となっているという指摘もあります。
低血糖の対処法は?
低血糖の対処法としては、昔から「アメやクッキーなど効率よく糖分を摂取できるもの」を用意しておくとよいといわれていますが、この方法には、こうしたお菓子を手元に置く習慣をつけると、つい手が伸びて食べすぎてしまうという欠点があります。そのため、低血糖には、お菓子よりも薬局やドラッグストアで売られているブドウ糖のタブレットをいつもカバンにしのばせておき、症状が出たときのみ摂るようにするとよいでしょう。
低血糖になりやすい体質を改善するには、普段からお菓子やジュース、菓子パンなど糖分を多く含む食品を摂りすぎないように注意することも大切です。
また、見落とされがちなものとして、ブラックや微糖タイプ以外の缶コーヒーや、エナジードリンクがあります。これらは多量の砂糖を含んでいるだけでなく、毎日飲む習慣がある人も多いため、自分が「イライラしやすくなっている」と感じたら、思い切って飲むのをやめてみるのも心身の健康のためには良いかもしれません。
自分へのご褒美としての「甘い物」もときには必要ですが、くれぐれも食べ過ぎには注意して、習慣にならないように気をつけることが大切です。
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