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水分補給、なにを飲むといい?
尿や汗として水分が排出されるときには、水と一緒にナトリウムやカリウムなどのミネラルも排出されます。
水分補給の際には、水分とミネラルを補給することが必要です。
また、摂取した水分を円滑に吸収するためには、糖分も必要です。
通常、1日3回の食事をきちんと摂っている場合には、食事からミネラルや糖質を補うことができるため、飲水では水やお茶で摂ることをおすすめします。
清涼飲料水の過剰摂取は、ナトリウムや糖分の摂り過ぎによって、むくみや高血糖など、また違ったトラブルを招く可能性があります。
一方、汗を多くかく環境や脱水状態が進んでいるときの水分補給では、0.1〜0.2%程度のナトリウム(100ml あたり40〜80mg)と、5%程度の糖分を含んだ飲料水(スポーツドリンクや経口補水液など)がすすめられています。
飲料水には栄養成分表示があるので、確認をしてみるといいでしょう。
水中毒にも注意を!
脱水症状は恐ろしいですが、水中毒も心配です。
水中毒は、「低ナトリウム血症」ともいわれ、汗で奪われたナトリウムを補わずに水分だけが増えることで体液が急激に薄まってしまった状態です。
倦怠感や頭痛、吐き気の症状が現れるほか、けいれんや昏睡に陥ることもあります。
脱水症状や水中毒を防ぐためにも、自分のいる環境に合わせてどのタイミングで、何を飲むべきか、見極められるようにしたいですね。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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