熱中症

Mocosuku(もこすく)
  • 熱中症

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

熱中症について知っておきたいこととは?



夏の暑い時期に気をつけたいことに、 日射病・熱射病・熱中症 があります。とても間違えやすい名前がついている病気ですが、それぞれどのように違うのでしょうか。ここでは、 日射病・熱射病・熱中症 について簡単に解説します。

 日射病・熱射病・熱中症 :日射病と熱射病の違い



日射病を予防するために、「帽子を被れ」といわれたことはありませんか? 日射病とは、頭部に強い直射日光を長時間浴びることで、体の中の水分が足りなくなるために引き起こされる症状です。また、夏場の暑い日に運動をしたり体を動かしたりすると大量に汗をかきます。急激に汗をかくと体内の水分は減少し、血液量が少なくなってしまいます。すると、送り出した血液に対して戻ってくる血液の量が過度に少なくなり、心臓が「空打ち」してしまいます。そうなると倦怠感や吐き気・頭痛などが生じ、最終的には意識障害を引き起こすのです。

熱射病は体温調節ができなくなることで引き起こされます。大量の汗をかくと水分だけでなく塩分も同時に排出されます。すると体温調節ができなくなってしまい、顔が青白くなって皮膚は冷たい状態になります。吐き気やめまいなどを伴う症状があることも特徴です。

 日射病・熱射病・熱中症 :熱中症、予防と対策について



そして熱中症はというと、これは日射病や熱射病などを総合して呼ぶ呼び名です。そのため、日射病も熱射病も熱中症の1種なのです。こうした症状はまずはきちんと予防をして対策を立てておくことが大切です。代表的な熱中症対策は水分補給です。夏場の暑い日は本人が気がついていなくてもどんどんと水分が奪われていっています。喉が渇いたと感じた時には、すでに相当な水分不足に陥っていますから、時間を決めるなどして定期的に水分補給をすることを心がけるべきです。

そしてその時に同時に行いたいのが塩分の補給です。水1リットルに対して1~2グラムの塩を入れておくのが有効です。外出先などでは塩分を補給できる飴などを活用するのも良い方法です。

 日射病・熱射病・熱中症 :服装にも工夫を!



また、服装を通気性の良い涼しいものにしておくというのも大切なことです。例えば麻素材のものは通気性に優れていますので夏の衣類としては最適です。仕事の関係上どうしてもスーツを着用しなければならないという場合であっても、タイミングを見計らってできるだけ薄着をして熱を逃すようにするべきです。我慢せずにエアコンや扇風機で室温を調節するということも重要です。冷やし過ぎは体に毒ですが、室温があまりにも高温になってしまうというのも良くありません。エアコンで除湿をすれば湿度を下げることもできますので、体への負担がぐっと低くなります。日射病や熱射病などの熱中症は誰でもなる可能性があります。そのため夏場は特にこまめな水分・塩分補給と衣類やエアコンによる温度調節が大切です。

【熱中症】

見逃すと危険! 夏の突然死「夏血栓」とは?

見逃すと危険! 夏の突然死「夏血栓」とは?

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 今年の夏は猛暑と熱帯夜が続き、メディアには「危険な暑さ」という表現が頻繁に登場しました。 熱中症の危険性はよく知られるところですが、最...

2018/09/04 18:30掲載

夏休みを前にまだまだ続く猛暑… 脱水症、熱中症には引き続き警戒を

夏休みを前にまだまだ続く猛暑… 脱水症、熱中症には引き続き警戒を

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 今年は「命に危険を及ぼすほどの猛暑」が日本全国で続いています。 気象庁も異例の会見を開いて災害レベルという認識を示し、熱中症に厳重な警...

2018/08/03 18:30掲載

熱中症対策、意識的にするべき「水分補給のタイミング」

熱中症対策、意識的にするべき「水分補給のタイミング」

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ 熱中症にかかるリスクは、なにも夏だけのことではありません。 気温と湿度が上がる5月頃か...

2017/07/07 18:30掲載

「熱中症」今から始めるべき予防と対策

「熱中症」今から始めるべき予防と対策

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 今年も暑い日がだんだん増えてきました。 気温の高まりとともに、増えてくるのが熱中症の患者さんです。熱中症を予防するために、普段...

2017/06/20 18:30掲載

スポンサーリンク

健康と病気

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...