(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
首猫背の予防
次のようなことを心がけると効果があるとされています。
1.正しい姿勢を意識する
長時間うつむき姿勢でスマートフォンを操作したり、雑誌や本を読んだりするのは控えましょう。
また、パソコン使用時は、次の点に注意して作業しましょう。
ディスプレイは40cm以上離す、ディスプレイの位置を目線よりやや下に置く
椅子には深く座り、足全体が床に着く高さにする
背筋を伸ばし前傾姿勢にならない、肘を90度にしても自然に手の届く位置にキーボードを置く
2.ストレッチや運動をする
長時間にわたる同じ姿勢は、血流障害の原因になります。
1時間に1度は立って歩く、手足を伸ばす、ストレッチをするなど、筋肉をほぐすようにしましょう。
ウォーキングやヨガなど、運動習慣もつけましょう。
3.血流の改善
ゆっくりお風呂に入って、身体をリラックスさせると血流がよくなります。
日ごろから身体を冷さないように心がけることも大切です。
4.寝る姿勢や枕の改善
横向きやうつ伏せだと首の歪みが起こりやすくなりますので、仰向けで寝るようにしましょう。
また、枕の高さが合っていないと首に負担がかかります。
やわらかすぎる枕は沈みますから、頭をしっかり支えてくれる、自分に合った枕を選びましょう。
首猫背の対処や治療
1.温熱療法
血管拡張を促し筋肉のコリをほぐします。
タオルを70度~90度に温め、肩にあてる時はさらにタオルなどでくるみ、皮膚で感じる温度を40度程度にして10~15分温めます。
このとき、火傷をしないよう十分ご注意ください。
2.器具の使用
猫背矯正具を使用することで姿勢を整え、頸椎を正しい位置に戻します。
なお、上記は一例であり、手の痺れなどの症状が出ているときは、頸椎椎間板ヘルニアなど疾患の疑いもあります。
無理な対処はしないで、早めに病院を受診しましょう。
また、慢性的に痛みが続く場合も同様です。
治療薬の処方や運動やストレッチ方法のアドバイスももらえますので、病院にいくことをおすすめします。
【参考】
日経トレンディネット『急増中の「W荷重肩凝り」 モバイル機器に注意せよ』(https://style.nikkei.com/article/DGXMZO08201630R11C16A0000000?channel=DF260120166490)
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
スポンサーリンク