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過緊張状態にならないための対処法
このように、長期間にわたる過緊張状態は、心身の疾患となって現れることがありますので、できるだけ早く対処したいところです。
その方法として、精神科医の奥田弘美医師は「深呼吸瞑想」をすすめています。
深呼吸瞑想とは、マインドフルネス瞑想(自分に今起きていることに意識を向ける瞑想法)のひとつです。
座る、もしくは立った状態でお腹に手を当て、深呼吸(腹式呼吸)をしながら瞑想をします。
その際、深呼吸によって変化するお腹のふくらみやお腹に触れている手のひらに意識を集中させます。
そうすることで、感覚が研ぎ澄まされ、また、過去や未来ではなく、「いま」に集中できることから、単に腹式呼吸をするよりも高いストレス軽減効果が期待できるそうです。
詳細な手順は、以下のサイトにて紹介されていますので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
【参考サイト】
・日経Gooday『働く人に多い「過緊張」、1分間マインドフルネスで予防を』(http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/17/013000009/013000002/?ST=bodycare&P=3&cs=np)
なお、一例として、深呼吸瞑想をご紹介しましたが、リラックスできる条件は人によってさまざまです。
ストレスフルな現代、ストレスがかかる状態を避けることは不可能といっても過言ではありません。
そうであるからこそ、ストレスがかかる状態を無理に避けようとするのではなく、自分に合ったリラックス法をふだんから意識して探しておくことが鍵になります。
「最近、家に帰っても仕事のことを考えてしまう」「眠りが浅くなっている」などと感じたときは、すぐにその方法を実践し、早いうちに過緊張状態から解き放たれるようにしましょう。
【参考】
・養命酒製造株式会社調べ(http://www.yomeishu.co.jp/health/survey/pdf/20170807_renai_kakincho.pdf)
<執筆者プロフィール>
伊坂 八重(いさか・やえ)
メンタルヘルスライター。
株式会社 とらうべ 社員。精神障害者の相談援助を行うための国家資格・精神保健福祉士取得。社会調査士の資格も保有しており、統計調査に関する記事も執筆
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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