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ハト胸と医学的な鳩胸はどう違う?
一般的に、女性のハト胸についての悩みは、乳房の位置が高いことや、左右の乳房が離れていることで、胸の真ん中の骨(胸骨)が目立つことにあるようです。
また、男性のハト胸の場合、胸を張って肩甲骨側に引き過ぎたような姿勢や骨格、胸部が前にスライドし過ぎた姿勢、胸部がやや上向きになっている姿勢などが、見かけ上のハト胸をつくりだしています。
これに対して、医学的な意味での鳩胸は、身体の正面から見ると、胸の上部の骨が極端に飛び出ています。
逆に胸の下の部分は凹んでいるように見えます。胸部を輪切りにしたCT画像で診てみると、栗のように胸の中心が飛び出て、まるで山のような形になっているのが典型です。
これに対して、正常な胸のCT画像は、横長の楕円形です。
ただし、鳩胸にはいくつかのタイプがありますので、この限りではありません。
鳩胸の発症はどのように起きるの?
鳩胸は遺伝的な病気です。
また、他の病気に合併して鳩胸となる場合もあります。鳩胸と似た病気に「漏斗胸(ろうときょう)」があります。
どちらも、肋骨が過剰に成長した結果できることが共通しています。
一方で、鳩胸は長くなりすぎた肋骨が行き場をなくして、中心部で前に突き出た形ですし、もう一方、漏斗胸は反対に肋骨が凹んだ形です。
漏斗胸の方が鳩胸よりも多く、鳩胸は男性の方が女性よりも多いといわれています。
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