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鳩胸を放っておいても悪い影響はない?
鳩胸は生まれつきの病気ですが、発症、つまり、それに気づくのは胸が突出しだしてからのことです。
3歳以降で、体つきが徐々に成長していく過程で気づかれることが多いようです。
成長するにしたがって、その程度がひどくなることもあります。そのため、自分の身体が気になる年頃と軌を一にして、症状が強まる時期が重なってくることもあり、単に身体の問題というだけでなく、本人にとっては精神的な悩みにも発展します。
また、なかには、気管支ぜんそくや、心臓の弁の異常が合併していることもあるといわれています。
根本的に治療をするには外科的な手術を必要とします。
鳩胸かどうか知るためには?
はじめに、一般的に言われるハト胸は医学的に言われる鳩胸とは違うと説明しました。
それでも、「自分の胸が気になる」と、長年悩んでいる人もいることでしょう。そのような場合には、思い切って受診してみるのもよいでしょう。
受診先は、子どもであれば小児科や小児外科、大人は外科で診てもらうと良いでしょう。
鳩胸を治療する場合には、どんな病状なのかによって異なりますので、病状に合った治療ができる医療機関へ適宜紹介してもらうと良いでしょう。
【参考】
・松山笠置記念心臓血管病院「みんなの教科書『胸郭変形』Thoracic deformity」(http://xn--oevr4sb3o.jp/cure/textbook/)
<執筆者プロフィール>
座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師。大手病院産婦人科勤務を経て、株式会社とらうべ社員。育児相談や妊婦・産婦指導に精通
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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