(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
乾癬の症状
典型的な症状は、皮膚が赤く盛り上がる紅斑(こうはん)ができ、銀白色のフケのようなものが付着して、ポロポロと剥がれ落ちます。
詳しくご説明すると、炎症を起こす細胞が集まって活性化してしまい、健康な皮膚と比べ10倍以上もの速度で皮膚が生まれ変わります。
毛細血管が拡張し、皮膚が赤みを帯びた状態になります。
皮膚の細胞が過剰生産されると、表皮の細胞が厚く積み上がり、鱗屑(りんせつ)というかさぶたのようになります。
その後ポロポロと剥がれ落ちるのです。
慢性の経過をたどり、人によって発症する部位や症状も異なるため、治療法はさまざまです。
乾癬の種類
尋常性乾癬
全体の9割を占めます。
盛り上がった紅斑に銀白色の鱗屑をともなった湿疹が全身に出ます。
大きさ、数、形はさまざまです。
頭部、肘や膝、臀部などにできやすいといわれます。
青壮年期の発症が多いのですが、内臓を侵すようなことはありません。
滴状乾癬
喉の痛みなどから誘発され、全身に雨滴上の小さな乾癬皮疹がでます。
乾癬性紅皮症
尋常性乾癬が悪化し皮疹が全身に及びます。
膿疱性(のうほうせい)乾癬
乾癬の中では重症型です。皮膚の表面に膿をもち発熱などをともないます。
関節症性乾癬
爪の変形や関節炎をともないます。
スポンサーリンク