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乾癬の原因
乾癬の原因は、まだ明らかになっていません。
乾癬になりやすい体質に加え、精神的ストレスや感染症、薬剤などの要素がプラスされて発症するのではないかと考えられています。
また、糖尿病や脂質異常症、肥満などの影響もあるのではないか、といわれています。
乾癬になりやすい体質は遺伝するともいわれていますが、必ず発症するわけではありません。
乾癬の治療法
慢性の経過をたどるため、現在の治療法で完治するのは難しいのですが、適切な治療により、症状が現われていない状態を保つようコントロールすることは可能です。
そうして治療を継続しつつ、生活習慣も見直しながら症状の改善を目指します。
乾癬の治療法は大きく分けると、次の4つがあります。
外用療法:ステロイドやビタミンD3など外用薬(塗り薬)の塗布
光線療法:光源ランプにより、紫外線を浴びる紫外線療法
内服療法:レチノイド(ビタミンA誘導体)やシクロスポリン(免疫抑制薬)などの内服薬
製剤療法:上記の治療で効果がない場合、注射や点滴で生物学的製剤を用いる方法
治療は皮膚科で受けますが、乾癬の種類や症状、日常生活への影響度合いなどを考慮して、治療法が選択されます。
また、膚科医を受診し診断を受けた後、悩みや不安を感じたときは、セカンドオピニオンや患者会に問合せるといった方法も検討してみるとよいでしょう。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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