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ほどよい距離が大切!
仲間や同僚たちから受ける影響は、ポジティブな面とネガティブな面があります。
うまく機能すれば、協力したり切磋琢磨したりする源泉になりますし、悪く作用するとピア・プレッシャーになってしまいます。
どちらに転ぶかは、自分の心もち次第という見方もできます。
前述のように、過剰適応して集団にハマってしまうのではなく、チームやチームメイトとほどよい距離感を保ちましょう。
そして、仕事とその集団に所属する自身を客観視すると、プレッシャーも自分なりに受け入れられるようになるでしょう。
ピア・プレッシャーに陥らないためには、いつも皆と一緒にいるのではなく、時にはNO!と意思表示をして一人になる勇気も必要かもしれません。
なんでも言い合える関係が大切!
相手に気を遣い過ぎて言いたいことが言えない、相手の気持ちを察するあまり配慮ばかりしてしまう…
そんな人は、場の空気を乱すようなことにはならなくても、いつの間にかピア・プレッシャーを強く感じているかもしれません。
そうならないために、互いに思ったことを言えあえて、相手の誤解を恐れない関係の構築が大切です。
「仲間」とは、くっついたり離れたりしながらも、気がつくと一番近くにいるような間柄をいうのかもしれません。
最後に筆者の所感として、ピア・プレッシャーは、個人レベルでみると、お互いに指摘しあうことにより脱出可能です。
ただし、集団レベルになると、集団そのものがメンバーにピア・プレッシャーをかけている、と自覚する必要がありますので、かなり難しい状況であると思います。
<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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