(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
「イタキモチイイ」は効いている証拠(肯定派)
マッサージや揉みほぐしのお店では、「イタキモチイイ」は常套句のようです。
強さ加減について、スタッフが「イタキモチイイくらいがちょうどいいですよ」と助言をすることが多いとききます。
一種の業界用語的な使われ方といえるでしょうか?
ちなみに、この場合は「効いていて気持ちいい」という意味だそうです。
筋肉の質に合わせて施術し、疲れているポイントにアプローチできれば、力を入れなくてもしっかりと効いていて気持ちがいい、という解釈に基づいています。
「イタキモチイイ」は逆効果だという指摘(否定派)
前述の支持派に対して、逆効果だという反論もあります。
たとえば、肩こりは肩の筋肉が緊張して硬くなっている状態であり、その筋肉を痛いと感じるほど揉んだり押したりするのは、筋肉をほぐすどころかむしろ筋線維を痛めてしまうというのです。
つまり、硬くなった筋肉を揉むことで筋線維が炎症を起こしている可能性があるというわけです。
ストレッチも同様で、イタキモチイイと感じたら、正しくほぐされているのではないといいます。
これは、筋肉が強く伸ばされて筋紡錘(きんぼうすい)という組織が反射的に強く収縮し、かえって硬くなってしまう可能性を指摘するものです。
また、本当に筋肉が弛緩して血液循環が良好になりイタキモチイイ場合と、筋肉の繊維が切れて痛む部位に、痛みを和らげる物質が流れて気持ちよく感じているのだ、という条件付き賛成派?の意見もあります。
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