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色がもつイメージ
色は単に赤、白、黒といった名称や明度・彩度という分類ではなく、「暖色系=暖かい色」「寒色系=寒い色」のように分けることもできます。
一般に「暖色」は赤やオレンジ、黄色など、「寒色」は青や水色、青紫などです。
どちらにも属さない緑や紫などは「中性色」と呼ばれています。
また、色は私たちの心理に特定のイメージを与える効果も持っています。
たとえば、赤は「愛情」「歓喜」「明るさ」「嫉妬」「怒り」、ピンクは「優しい」「健康的」「いやらしい」「意地悪」、青は「知的」「誠実」「信頼」「さわやか」「冷たい」「孤独」「憂うつ」などです。
ファッションにおいても「茶=ナチュラル、落ち着いた、安心、地味」、「緑=個性的、大人っぽい、ナチュラル」、「白=清潔、さわやか、上品、まじめ」、「黒=おしゃれ、かっこいい、都会的、知的」などのイメージがあるようです。
もちろん、このイメージに固定する…という訳ではありませんが、色が人の心理に何らかのイメージを与えているのは間違いないでしょう。
だからこそ、色はデザインのみならず、環境、政治や芸術など、社会のさまざまな分野で象徴的な役割を果たしているのです。
色でみる健康状態
色は人間の健康とも密接に関係しています。
たとえば、ウンチの色で健康状態をチェックすることができます。
黄金色のウンチは腸内環境が善玉菌優勢で好調、反対に悪玉菌がはびこると黒くなりますし、病気が隠れていると黒、赤、白(灰色)と変色する、野菜をたくさん食べると「緑」のウンチが出るなどです。
ほかにも、おしっこの色然り、爪や舌、顔色なども同様でしょう。
また、食材の色についても人間の健康状態と同じように、鮮度や成熟度合い、主要成分、毒の有無などを知ることができます。
「不調や病気のサイン」を発信して私たちの健康維持に寄与していることも、色の大きな役割といえるでしょう。
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