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口腔アレルギー症候群への対応
アレルギー反応に対する基本的な対処は、アレルゲンの特定と除去です。
症状が頻繁に出る時期はとくに気をつけましょう。
それでも辛いときは、医療機関を受診して抗アレルギー薬の服用や、抗ヒスタミン薬やステロイド薬で症状を抑えます。
重症化するとステロイド薬の点滴療法を受ける必要があります。
口腔アレルギーの場合、風邪を引いている、寝不足や高ストレス、あるいは生理の前後といった時期は、自律神経や免疫系が乱れていて、アレルギー症状が出やすくなります。
こうした体調がよくないときほど、アレルゲンの食品を食べないよう気をつけることが大切です。
症状の出現は即時性なので、口にわずかに含むか舌先に少しだけ乗せると、ピリピリするなどの違和感があるはずだと専門医はいいます。
その時点で吐き出して食べないようにしましょう。
健康食品として人気の高い豆乳は、昨今の健康ブームに乗ってバリエーションも豊富になり出荷量は倍増しています。
しかし、上述のとおり大豆はカバノキ科植物との交差反応性が報告されています。
とくに1~5月の開花する時期は要注意です。
日本豆乳協会ホームページ(※)でも、交差反応に触れ健康食品で口腔アレルギー症候群にならないように注意喚起をしています。
※日本豆乳協会『アレルギーについて』( http://www.tounyu.jp/activity_info/allergy.html)
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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