よい治療を受けるためには「患者としてのスキル」も必要!?

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よい治療を受けるためには「患者としてのスキル」も必要!?

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どんな患者が好かれる?嫌われる?

 
医者も人間です。
 
話していて不快になれば、診る気が失せてしまうのは想像に難くないと思います。
 
それでは、患者のどのような態度が医者を不快にさせるのでしょうか?
 
また、どのような態度が医者を本気にさせるのでしょうか?
 
はじめに、自分の症状の説明をする際は、時系列に経過と症状を伝えます。
 
このとき、患者が独自で調べた内容などをもとに自ら「診断」を下し、考えられる病名を医師に伝える行為は嫌がられます。
 
症状や診察、検査結果などから診断するのは医師の仕事なのです。
 
自分だけはゆっくり話を聞いてもらいたいと粘るのも嫌がられます。
 
時間は誰にとっても貴重であるということを意識して振る舞っていると、自然に医師や看護師にも伝わり、患者としての好感度が高くなります。
 
とは言うものの、「すべて先生にお任せします」というのはやめましょう。
 
自分の病気や治療を医者に丸投げするのはよくありません。
 
医者任せにする人ほど、後々「こんなはずじゃなかった」と文句を言ったり、責任を追及したりする傾向が強いそうです。
 
医師の立場からすると、何かあったら訴えられるのではないか…という懸念を抱いてしまい、学会で定められている標準的な治療のみをすることになります。
 
決して標準的な治療が悪いという意味ではないのです。
 
ただし、本気で治療を考えるという姿勢が薄れてしまう可能性は否めません。
 
それから、地位や知識をひけらかすのもいけません。
 
自分の社会的地位の高さや、親戚に医者がいるなどという話題を持ち出し、医師にプレッシャーをかける人がいますが、これは逆効果です。
 
慎重にはなると思いますが、型通りの対応になってしまいます。
 
何か起こったときに突っ込まれないための治療方針になり、主治医がその患者のために考えた最善の治療ではなくなるかもしれません。
 
 

診察を受けるまえに心構えをしよう

 
話そうと思っていた内容を、いざ医師を前にすると忘れてしまったり、上手に伝えられなかったりするものです。
 
心配なときは、症状の経過や今までにかかった病気、手術、治療などについて時系列に書いて持参しましょう。
 
仕事や生活面で不安に感じること、治療法や通院の希望なども含め、A4用紙1枚程度にまとめておくと、効率的に受診することができます。
 
また、医師の説明を一度聞いただけですべて理解する、というのもなかなか難しいです。
 
レコーダーを準備して、医師の了解のもと録音する方法もよいでしょう。
 
医師としての仕事を全うしているのであれば、録音を拒否することはありません。
 
むしろ、この患者は真剣に自分の病気と向き合っている…という意識が伝わり、医師も一緒に病気と闘おうという気持ちを持ってくれるはずです。
 
糖尿病など生活習慣病で定期的に通院している場合、食事など生活改善の指導を受けていると思います。
 
病気を治すための指導を守らない人に対して、医師が真剣に診る気が失せるのは当然と言えます。
 
医師の指導を守ったうえで、次の診察時に日常生活でどのような点が難しかったか具体的に話しましょう。
 
医師の指導に対してフィードバックすると、豊富な経験からさらによいアドバイスをしてくれるかもしれません。
 
 

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