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特に新社会人の皆さんはここに注意を
一過性の不調ということで自然に軽快する期待は持てますが、病気への移行を予防する意味でも、次のような点に留意しましょう。
仕事への取組み
「ストレス・コーピング」
と呼ばれるストレス対策を講じてみましょう。
・何でも完璧にこなそう、頑張ろうとしない。100点ではなく合格点を目指す
・ストレスのもと(原因)を冷静に分析する
・オン・オフのメリハリをハッキリつける。仕事では頑張っても、オフタイムは仕事を忘れて生活を楽しむ
生活習慣の改善
ストレスへの耐性を高めるために、基本的な生活習慣を見直してみてください。
質の良い睡眠、栄養バランスのとれた食生活、適度な運動習慣はとても大切です。
慣れない独り暮らしや社宅の生活などで乱れた生活習慣を、GWを機会にリセットして快適なリズムに改善できるように心がけましょう。
孤立しないで相談相手を見つける
学生時代の人間関係は同世代の人たちが中心でしたが、社会人になるとさまざまな世代や職種の人たちと関わるようになります。
そのような環境で孤立しないように、異なった特性や価値観を持つ人たちとの関係づくりにも少しずつチャレンジしましょう。
その一方で、責任感からくる「できるだけ自分で解決しよう」という気持ちは一旦保留にして、何でも相談できる友人なり先輩や上司が見つかると楽になります。
万一見つからなくて精神的に追い詰められてしまった場合は、会社の健康管理室や地域の保健センターなどを利用して、専門家に相談するという方法もあります。
新社会人の皆さんの仕事や生活はまだ始まったばかり。
超高齢化の現代では、これから60年以上にわたって、こうした生活が続いていく可能性があります。
それだけ長い道のりなのですから、焦らないでじっくりと取り組んでいっても大丈夫です。
後から振り返ってみたとき「どうしてあんなことで悩んでいたのだろう」と(きっと!)思えるようになりますので、「頑張りすぎない」セルフケアを心がけてみてください。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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