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自律神経に良いトリプトファンとは?:セロトニンやメラトニンとの関係
トリプトファンはたんぱく質合成に関わる必須アミノ酸の一つで、人体では作ることができないため、食事から摂取する必要があります。
また、自律神経を乱す原因の一つとなっている神経伝達物質のセロトニンは、トリプトファンを材料として脳内で作られます。
セロトニンは緊張やストレスを感じると分泌され、興奮性の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンの働きを制御して、自律神経のバランスをコントロールしています。
さらに、セロトニンは睡眠にも影響を与えています。
生活リズムに合わせて睡眠周期を調整する働きを担う、「メラトニン」という睡眠ホルモンの分泌を促しているからです。
さらにトリプトファンは、セロトニンだけではなくメラトニンをつくる原料にもなっているのです。
自律神経を整えるためのポイント
緊張やストレスを多く抱える現代人の生活では、交感神経が優位に働く傾向にあります。
副交感神経が適切に機能していないと、休息モードに切り替えができず自律神経は乱れやすくなります。
副交感神経をしっかり働かせるためには、ストレスを溜め込まないこと、リラックスする時間を持つことが大切です。
また、規則正しい生活リズムを保ち、食事や運動などの生活習慣に気をつけることも重要です。
まずは食生活の改善によって自律神経を整えることを目指して、次のようなポイントを押さえましょう。
朝食を食べる
一日の始まりに食べる朝食には、生活習慣を規則的に整える基準となる、体内時計をリセットするという重要な役割があります。
不規則な生活習慣は体内時計を狂わせ、さまざまなホルモン(内分泌)や自律神経のバランスを乱す原因になります。
毎朝、しっかりと朝食を食べる習慣はとても重要なのです。
トリプトファンを含む食事をとる
セロトニンの材料となるトリプトファンを含む食品を積極的に摂取することで、セロトニンの合成が促進されます。
その際、一緒に摂取すると効果が高まる食品を加えるとよいでしょう。
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