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執筆:株式会社 とらうべ
監修:太田 郁子(医学博士)
計画的なバースプラン とはどういう事なのでしょうか。
パートナーとのコミュニケーションの大切な手段でもある性行為ですが、避妊をおろそかにして望まない妊娠をしてしまったとき、心身ともにリスクを負うのは女性です。
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もしあなたが、今、妊娠したら困る立場にあるのなら、避妊の正しい知識を身につけて、相手任せにしないこと。「自分のからだは自分で守る」という意識を持ち、女性側が積極的に実行するようにしましょう。
計画的なバースプラン :間違った避妊方法と正しい避妊方法
あなたは、避妊方法をいくつ知っていますか。以下の中には正しい避妊方法と間違った避妊方法があります。
正しい避妊方法がいくつあるか、考えてみてください。
1.ピル
2.コンドーム
3.IUD/IUS
4.基礎体温法
5.膣外射精
6.オギノ式
7.射精後、すぐに膣を洗浄する
8.女性上位の性行為
9.何回か射精した後の性行為
10.生理(月経)中の性行為
正解は、4つ。1~4が正しい避妊方法です。
では、それ以外の間違った避妊方法についてお話しします。
5.膣外射精
実は、射精する前の分泌液の中にも精子が混じっています。また、外性器近くに射精した場合でも、精子が入り込み子宮に到達することもあるので、不確実な避妊方法になります。
6.オギノ式
次の月経予定日から逆算し、妊娠しやすい期間を予測して、その期間を避けて「安全日」に性交する方法。しかし、月経周期は、体調やストレスによって変動しやすく、乱れやすいので、「安全日」はあくまで“予測”にすぎないと言えます。
7.射精後、すぐに膣を洗浄する
射精後、すぐにビデなどで洗浄する方法ですが、実際射精されるのは、子宮口のすぐ手前。精子の進む速さは、秒速10メートルとも言われているので洗い流すことは不可能です。同様に、コーラやレモン水、酢などで洗浄しても避妊効果はありません。
8.女性上位の性行為
女性上位で性行為すると、精子が外に流れること。そして、重力の影響を受けて子宮に到達できないから、妊娠しにくいというのも嘘です。どんな体位でも、精子は卵子を求めてものすごいスピードで進んでいきます 泳いで子宮内に入ることができます。
9.何度か射精した後の性行為
2回目以降の射精は、精液の濃度が薄くなります。しかし、精液の濃度が薄くなっても、受精に必要な精子はたった1つなので、妊娠はできます。これも俗説です。
10.生理(月経)中の性行為
生理(月経)中は排卵が起こらないと思っている人もいるかもしれませんが、生理のリズムは乱れやすいため、生理中でも排卵が早く起こってしまうこともあります。生理中も含め、低温期は常に妊娠の可能性があることを覚えておきましょう。
いかがでしたか?
このような避妊方法は根拠のない俗説や不確実な方法なので、ご注意を。
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