(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
8月26日、夏休みが終わると、子どもの自殺が多くなるという報道(※1)を受け、ある 図書館員のツイート が話題になりました。その内容は、
「学校が死ぬほどつらい子は、図書館へいらっしゃい」というもの。
発言したのは、鎌倉市立図書館の図書館員。Twitterの同図書館公式アカウントでツイートされ、話題になったのです。(※2)
この図書館員の方は、夏休み後に学校へ行くのがツラいという子どもたちへ向けて、「図書館へいらっしゃい」「ツラかったら逃げてもいい」という趣旨のメッセージを送りました。同ツイートは、本記事執筆現在も、10万回以上リツートされているのです。しかし、このツイートから異なる意見や疑問を持つ人たちの声も確認されました。主なものを取り上げてみましょう。
図書館員のツイート :むしろ死を連想?…市教育委が削除も検討
ネット上の報道や反応によれば、同ツイートは基本的に好意的に受け止められているようですが、図書館を運営する鎌倉市教育委員会が「むしろ死を連想させる」としてツイートの削除を検討したり、図書館に来た子どものフォロー体制は考えているのか、などの批判的な声が図書館に寄せられたりした、との報道もあるようです。
本記事では、市立図書館の図書館員がこのような内容のツイートをすることにつき、法律上の問題がないかという観点から考えてみたいと思います。
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