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執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(医師・公認スポーツドクター・日本オリンピック委員会強化スタッフ)
頭やおでこを強くぶつけたときにできる「たんこぶ」。
このたんこぶの中身、どうなっているのか考えてみたことはありますでしょうか?
ぽっこりと膨らんでいて触れると痛みを感じる「たんこぶ」、みなさんも今までに一度はできたことがあると思います。
なぜたんこぶができると、膨らみができるのでしょうか?詳しく
どうしてたんこぶはできるの?
たんこぶは、いわば内出血です。
破れた血管から流れ出て、血液がたまってできたふくらみを「たんこぶ」と呼び、漢字では「頭出腫」と書きます。
漢字をみてもわかるように、通常たんこぶは頭やおでこなどの頭部にしかできません。
身体のどこかをぶつけた場合は、皮膚の下に傷ができます。そしてその傷から内出血をし、痣(あざ)ができることが多いでしょう。
しかし頭は脳を守るために硬い骨で覆われています。
またほかの部分と比べて筋肉や脂肪が少なく、毛細血管が集まっています。そのため皮膚の下に傷ができた場合、出血量が多く血液の逃げ場がなくなり、たんこぶとなるのです。
ゆえに、同じ衝撃でも身体であれば「痣」、頭であれば「たんこぶ」になります。
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