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執筆:石村 衛(ファイナンシャルプランナー)
友だちがお小遣いを使っている姿を見れば、「○○ちゃんはいいな~、ボク(わたし)も欲しい」と子どもが思う心情は、当然といえるでしょう。
また子どもから「○○ちゃん家はお小遣いをもらっている」と聞けば、親は「うちはどうしよう?」と悩むのも自然な流れかもしれません。
ここでの悩みどころは、子どもにお小遣いを与え始める「年齢」と「金額」です。
家庭ごとに事情が異なりますし、基準を判断するのは難しいですよね。そもそも子どもにとってのお小遣いの意義とは何なのでしょうか。
わが子の顔を思い浮かべながら、いっしょに考えてみましょう。
一般的にお小遣いを与え始める時期はいつ?
子どもにお小遣いを与え始める時期は、足し算・引き算を学習する小学校への進学がきっかけとなるでしょう。
このタイミングでお小遣いを与えることは、「モノの大切さ」と「お金の大切さ」を同列で考えさせるという意味で、早すぎるというわけではありません。
しかし、小学校入学直後では、まだ算数を学習し始めたばかりで、実践的なお金の計算は事実上困難といえます。ですので、一般的にお小遣いを与え始めるのは、二桁、三桁の計算能力が身につく小学校3年生〜4年生が多いようです。
とはいえこの時点でさえ「うちの子にはまだ早い!」と思う家庭は少なくないでしょう。
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