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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
天然のカラーリング剤としてファンが多い「ヘナ」。
施術メニューとして取り扱う美容室も増えましたね。
また、欧米のナチュラル志向の人たちにも愛用されているようです。
そんなヘナは、和名では「指甲花(シコウカ)」という植物の葉を粉末にしたものです。
今回は「ヘナ」の特徴や活用法、注意点についてお話します。
ヘナ(henna)とはどんな植物か
「ヘナ(ヘンナ)」は、北アフリカから中近東、インドなど乾燥地帯に広く分布するミソハギ科の多年生植物です。
日本では指の爪を染めるために使われていたことから、「指甲花(シコウカ)」ないしは「ツマクレナイノキ」などと呼ばれていました。
古代から儀式などで爪や髪、手足を彩色する染料として用いられていました。
かのクレオパトラはヘナで爪を染める、いわゆるマニキュアにしていたと伝えられていますし、インドの女性が額につける赤い印「ビンディ」にもヘナが使われています。
また、インドの伝承医学アーユルヴェーダでは薬草(ハーブ)としても用いられ、いずれもしても長い歴史がある植物です。
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