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インド各地を激しい熱波が襲い、インド全域で600人を超す死者が出る異常事態となっています。通信社によれば、特に被害の大きいインド南部では摂氏50度近い気温が観測され、400人以上の死者が出ているそうです。日本で「猛暑日」と呼ばれる気温は35度。これを大幅に上回る高気温にさらされるた時に起こる 高温障害 とはどんなものでしょうか? ここでは、高気温が健康に及ぼす影響について解説します。
高温障害 とは
近年の日本でも、夏に摂氏35度以上の「真夏日」が続くことがしばしばあります。気温だけでなく湿度も高いため、とても不快になりますね。こうした高温多湿の環境に長時間さらされると、精神面だけではなく肉体的にも有害です。体温が上昇すると、「高温障害」(熱中症)という症状を起こします。体温の上昇を伴わない熱けいれん・熱疲労(熱虚脱)と、体温が上がる熱射病(日射病)に大別されます。なお、熱射病のように外的環境要因による高体温を「うつ熱」と呼びます。
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