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「高所平気症」の子どもが増えたのはどうして?
子どもが高い場所かどうかを判断する感覚は、一般的には4歳ごろまでに発達すると言われています。これは、自分の目線の高さを基準にして地面との距離が高いかどうかを判断していくことで身に付きます。
しかし、最近ではマンションで子育てをする家族が増えているため、空に近い景色は目で見えていても、地面が見えないことが多く高い場所が危険であるという感覚が育ちにくいのです。
「高所平気症」の子どもの事故を防ぐためには
子どもだけを部屋に残さない
子どもは親が自分の見える範囲からいなくなった途端に不安になり、探そうとすることがあります。このとき、自分の親が外にいるとわかればベランダに出て探したり覗いたりすることもあるのです。
少しの時間であっても、事故を起こす可能性があります。高い場所が危険だと認識できない年齢のうちは、子どもだけを室内に残さないようにしましょう。
地上で遊ぶ機会を増やす
前述したように、マンションで育つ子どもが増えたことにより、高い場所が危険かどうかの判断が鈍っている子どもが多くなっています。小さい頃からジャングルジムや滑り台など、地面が見える範囲の高い遊具で遊ぶと、高さに対する子どもの感覚もきちんと身についていくでしょう。
室内ばかりでなく地上で遊ぶ機会を増やすことも大切です。
ベランダに物を置かない
大人では危険だとわかることでも、高所平気症の子どもは試してしまいます。ベランダに椅子や机を置いておくと子どもがよじのぼることがあるので注意しましょう。
また、エアコンの室外機であってもよじのぼる可能性があるので、幼いうちは子どもをマンションのベランダに出さないようにし、ベランダで遊ぶ習慣を持たせないことが大切です。そのためにも、ベランダに物を置かないようにしましょう。
子どもの事故を予防することができるのは大人だけです。周りの大人が気を配り、転落死などの悲しい事故をなくせるようにしたいですね。
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