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熱中症に注意!
赤ちゃんは体温調節が未熟で、汗も大人の何倍もかいています。熱中症にかかりやすいため、水分補給はこまめに行うようにしてください。
また、帽子を嫌がる赤ちゃんが多いですが、「おでかけの時には帽子をかぶる」といった習慣をつけ、必ず頭を保護するようにしましょう。
紫外線対策のために衣類を着せすぎてしまうと、熱がこもって熱中症となる恐れがあります。通気性や素材を選んで着せてあげてくださいね。
なるべく日陰で過ごせるように配慮してあげましょう。保冷材などをタオルでくるんで当ててあげるのも良いですね。
熱中症になってしまったら…
赤ちゃんは不調を言葉で伝えられません。
顔が赤い・熱い・ぐったりしている・おしっこの量が少ないなどの症状が見られたら、熱中症の可能性があります。
日陰やエアコンの効いた部屋など、涼しい場所に移動してください。水分をしっかり摂らせ、衣類を脱ぐなどして熱を逃がします。保冷材がある場合はタオルにくるみ、脇の下にはさんであげると体温が下がります。
熱中症は急激に体温が高くなるため、「熱性けいれん」を起こすこともあります。症状が改善しないときは、病院を受診してください。
虫刺されに注意!
夏場にもうひとつ注意したいのが、「虫刺され」です。赤ちゃんは虫に刺されると、大きく腫れてしまったり、水膨れになってしまったりする子もいます。
特に日差しを避けた夕方の外出では、虫が多く発生します。虫よけグッズと刺されてしまったときの薬は、常に携帯しておきましょう。赤ちゃん用の物やアロマの虫よけスプレーを選ぶと良いですね。
虫に刺されたら…
まずは刺された部位をよく洗い流してください。冷すと痒みが抑えられます。赤ちゃん用の虫刺されクリームを塗ってあげてください。
腫れがひどくなることや水膨れになってしまうことが多い場合は、病院で薬を処方しておいてもらうと安心です。ブヨやアブに刺されると痛みを伴う場合もあるので、病院を受診すると良いでしょう。
夏場の外出は、体の機能が未熟な赤ちゃんにとっては負担も大きいものです。
無理をせず、赤ちゃんの様子を見ながらおでかけしてあげてください。
<執筆者プロフィール>
松本 たお(まつもと・たお)
正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者
精神科・産婦人科・助産院での臨床経験を持つ正看護師。現在は育児に奮闘中の二児の母。
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