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なぜ左利きになる?
なぜ左利きになるのか、その理由として諸説ありますが、はっきりしていません。
例えば、胎児のうちに決まっているという説。胎内で胎児が指をしゃぶっている写真をみたことがあるでしょう。あれは、右指が多いので、「利き手は胎児のうちに決まっている」という説もあります。
母体の胎内での成長過程や出産時に左脳を圧迫する事態が起こっており、その左脳を補おうとして右脳が活発になって左利きになると考えられています。
このほかにも、利き手が決まる3~4歳ころまでにどちらの手を多く使ったかによって決まるという環境説などがあります。
このように左利きになる理由には、遺伝や環境説など、諸説ありますが、どれが有力とは言い切れません。一卵性双生児でも利き手がそれぞれ異なる場合もあるのです。
利き手と脳の関係
利き手と脳には関係があります。右手は左脳が、左手は右脳が司っており、左右の脳と手はクロスするように結びついています。
利き手は3歳位からだんだん定まり始めるのですが、混合で両方の手を使う場合もあります。4歳位までにはだいたい決まると考えられていますが、この年齢でも5%ほど、まだ利き手が決まらない子供はいるようです。
このように成長過程で利き手が決まる背景には、脳の運動に関する機能の発達と関連があります。つまり、成長することで脳の機能も発達し、だんだんと利き手が決まっていくということです。
ですから、できるだけ多くの運動をする機会を与えることが大事です。いろいろなことをやっていくうちに、自分がどちらの手を使うほうがやりやすいか、学習していくわけです。
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