(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
左利きは矯正すべきか
子どもが左利きだと分かった場合、親としては矯正すべきかどうか悩みますね。日常生活の多くは右利き用にできているので、左利きは不便なことが多いようです。
例えば、公共のものはだいたい右利き用にできています。改札口のタッチする部分や自動販売機のコインをいれる場所も右側にできていますね。また、ハサミも右利き用が主流です。最近では、左利き用のものも出てきていますが、必要なときに使うためには、持ち歩かなければいけません。さらに、習字や文字を書くときにも左利きの人しかわからない苦労があるようです。
しかし、だからといって無理に矯正させると、子どもは萎縮してしまい、運動をしなくなったり、神経症的な傾向がでてきたり、夜尿症などが出てくる場合もあります。
矯正させたい場合でも、あまり強要せず、遊びの中で右手を使う動作を増やし、楽しく練習させていくのがいいでしょう。
それでも左利きになるのならば、それはその子どもの個性として受け入れましょう。
<執筆者プロフィール>
南部洋子(なんぶようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師 株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
タッチケアシニアトレーナー
スポンサーリンク