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ポイントは「いまの環境を変えて休む」
一番いいのは、身体を横にして休むことなのですが、外出先などではそうもいきませんよね。
例えば、初詣などで長時間外にいる場合は、カフェなどの室内に入って座ってお茶を飲むのは有効です。
逆に店やショッピングモールなどの屋内にいる場合は、外に出て新鮮な空気を吸うと効果的。血管迷走神経反射による症状は、少し休めば予防や回復可能なので、とにかく気分を変えてひと息つくことが大切です。
ちなみに、周囲の温度が高いほど血管迷走神経反射が起こりやすいという説もあるので、暑いと感じたらコートや上着を脱ぎましょう。人混みに行く日は温度調節しやすい服装をし、冷たい飲み物を持って出かけるとベストと言えます。
一緒に出掛ける人への配慮も忘れずに
こまめな休憩や温度調節を心がければ、混んでいる場所ももう怖くありません。
もちろん、一緒に行く人には、「私は人混みで気分が悪くなりやすいんです」と話して協力してもらう必要があるでしょう。
本格的に気分が悪くなったら相手に迷惑をかけてしまうので、大ごとになる前に「ちょっとお茶飲まない?」や「座って休んでもいいかな」など、自分のほうから提案することも大事です。
<参考>
医療法人和楽会 フクロウblog『血管迷走神経反射について(ケセラセラVol.76)』(http://www.fuanclinic.com/blog/?p=628)
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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