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むずむず脚症候群の症状
次のような症状があると、むずむず脚症候群と診断されます。
症状が夕方から夜にひどくなる
むずむず感のために寝つきが悪く(入眠困難)、熟睡もできなくて(熟眠障害)、夜中によく目が覚めて、その後眠れなくなってしまいます(途中覚醒)。
このように不眠症のさまざまな症状をきたしますが、真夜中から早朝にかけては、異常感覚が軽くなったり消えたりするようです。
睡眠中に落ち着きなく脚を動かす
脚が不快で、動かしたり、床にこすりつけたり、冷やしたりすることで楽になるので、睡眠中は無意識に脚を動かし続けています。
異常感覚のために、脚を動かしたい欲求が強い
ふくらはぎや足の甲、足の裏などに痛みや不快さを感じます。
異常感覚は、安静にしているとひどくなり、脚を動かすと軽くなる
睡眠中以外にも異常感覚は襲ってきます。横になったり座っていたりすると不快な感じが起こるので、脚を動かすことでその感覚を消しています。
こうした症状が週に3回以上生じ、3か月以上続いていて本人や周囲が苦痛や障害と感じている場合、さらには他の病気や薬物などによって症状が起こっているのではない場合に、むずむず脚症候群と診断されます。
むずむず脚症候群の原因は?
むずむず脚症候群の原因はまだ特定されていないようですが、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」がうまく造られなくて不足してしまうからではないかと考えられています。
ドーパミンは興奮性のモノアミン神経伝達物質で、快楽や意欲に関与しているとされています。
ドーパミンを造るには鉄分や葉酸が必要とされ、体内でこれらが不足することで、中枢神経内の鉄分不足が生じたり代謝障害が起こるとドーパミンの濃度が下がり、脳への情報が誤って伝えられて、身体の感覚に異常を感じたり、脚を動かしてしまうようになるとみなされています。
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