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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
晩婚化や少子化が進む日本。
もちろん、子どもを持たないことを望んで選択しているカップルもいますが、その一方で子どもが欲しくてもできない「不妊」に悩むカップルも多くいます。
2015年に行われた調査によると、不妊に悩んでいるカップルは5.5組に1組にのぼるそうです。
今回は、不妊の現状や不妊治療について解説します。
不妊の定義と原因
「不妊」の定義について、日本産婦人科学会は「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という。」としています。
また、ここでいう「一定期間」については1年間としています。
不妊の原因には、女性側のみに原因がある場合もあれば、男性側のみに原因がある場合、男女ともに原因がある場合など、カップルによってさまざまです。
また、はっきりと原因がわからないこともあります。では、原因が分からない場合とは、どのようなケースが考えられるのでしょうか?
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