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運動不足によるトラブル
私たちの身体の機能は、一定の年齢をピークに加齢によって徐々に衰えていきます。
さらに、定期的に運動をしないことでも、身体の機能は少しずつ衰えてしまいます。
筋肉は使われないことで衰えてしまいますが、筋力以外にも運動不足によって全身の持久力の低下、筋持久力の低下、柔軟性の低下が起こり、次のようなトラブルを招きます。
筋肉痛
久しぶりの運動後に起こる筋肉痛。筋肉痛発生のメカニズムはいまだに明確にされていませんが、運動による負荷が大きいことで起こりうるといわれています。
運動不足で身体の機能が衰えた状態で運動すると、自分では「大したことはない」と思っている運動量や負荷であっても、筋肉や関節などの運動器を使いすぎてしまっています。
その結果、筋肉痛や関節炎を起こしやすくなるともいわれています。
アキレス腱断裂や肉離れ
運動不足によって筋肉が硬くなったり、動きが鈍くなったりしていることも発生要因になります。
転倒やケガ
神経反射の低下によってとっさの動きができずに転倒やケガにつながることがあります。
運動中に起こるケガは、普段から運動している人にも起こるものですが、運動不足が要因となることもあります。
運動によって起こる突然死って?
運動習慣がない人の中には、血圧や血糖値が高かったり、脂質異常がみられる人もいるのではないでしょうか?
高血圧・糖尿病・脂質異常症などは、動脈硬化を起こすリスクを高め、自覚症状がなくても、心臓に血液を送り出す血管(冠動脈)がもろく、狭くなっている可能性があります。
その状態で急激な運動をして心臓に負荷をかけると、心臓に酸素が十分にいかなくなったり(狭心症や心筋梗塞など)、不整脈が起こることがあります。そして、最悪の場合、突然死に至ることもあるのです。
とくに運動不足が続いている場合、内臓脂肪が蓄積され、高血圧、糖尿病、脂質異常症を起こしていることもあります。そのような場合、「健康のため」と急激に運動を始めることにはリスクがともないます。
では、このようなトラブルを回避するためには、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか?
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