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トラブルを予防するには?
自分の健康状態をチェック、体調の管理
持病がある人はまず、医師に自身の身体が運動を行える状態にあるかどうかの相談をしましょう。
持病がない方も、定期的に健康診断を受け、健康状態をチェックすることが大切です。
また、疲れがたまっていたり、睡眠不足にも関わらず、健康のためにと無理をすることも身体には負担となります。
運動を行うためにはしっかりとした休養をとった上で無理のない運動を心がけましょう。
自分のレベルや体力に応じた運動
今回紹介したようなトラブルを防ぐために、急な激しい運動は避けましょう。
昔スポーツをしていたという人でも、今も同じように動けるわけではありません。ハードなジョギングやサッカー、テニスといった負荷が大きいものからはじめるのではなく、自分の今の体力や運動能力に応じた運動をするようにしましょう。
まずは、軽く息が上がる程度のウォーキングなど負荷の少ない運動からはじめることがおすすめです。
また、準備運動やクールダウンを入念に行うこともケガの予防につながります。
普段からの運動習慣
運動のトラブルを気にして運動をしないのではなく、運動ができるような身体を作っていくことが大切です。
運動は、生活習慣病をはじめとする疾病を予防し、活動的な生活を送るために必要な基礎体力を増加させることができます。さらに、爽快感や楽しさを得ることもできますから、積極的に取り入れたい習慣といえますね。
【参考】
・厚生労働省『国民健康・栄養調査』(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000142359.html)
・鵤木秀夫編『健康づくりのための運動の科学』化学同人
・山崎元監修『中高年のためのスポーツ医学Q&A』世界文化社
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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